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2011.05
バイク再生物語 Vol.10 

今回は、バイク再生物語も10回目。
GPクラフトならではの「再生物語」を数々ご紹介してきましたが、 まさに10回目は、その極め付け! 「ここまでやるか」という徹底した仕事です。
『Kawasaki ZL750 エリミネ-タ- 1987年式』は、お客様のこだわりのオートバイ。 パーツ一つ一つに思い入れがあり、それを新車時のように完璧に復元して欲しいというご要望。 そして、もはや代替部品はほとんどなしという状況。
さあ、妥協なしの再生作業がスタートした!

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  • 持込まれた
    状態
  • 車体分解

  • エンジン
    分解
  • エンジン関係
    ボルト類
  • 車体関係
    ボルト類
  • エンジン
    車体パーツ塗装
  • エンジン
    組付け
  • 車体組付け

  • 車体完成

年式相応の車輌である。

ダメージは特には見当たらない。

Fタイヤ:F11
Rタイヤ:ミシュラン

各部汚れ、錆がある。

チョークケーブルが欠品のため、代用品がついている。

メインフレームは損傷なし。

エキマニの錆が多い。デフケースよりオイル漏れあり。

水廻り部品。ホースは欠品のため他車種加工流用となる。

ホイール曲がりなし。ブレーキロータは欠品のため、研磨仕上げとなる。

フレームにゴムダンパーマウントをしているため、ZLのエンジンにはクランクバランサーはない。

750なのでバルブ径が小さい。

シリンダースタットボルトが錆び付きのため頭を削り落とした。

オアーバーサイズピストンは純正・社外とも欠品のため900cc化。いわゆるZL900にする事になった。

折れたボルト抜き作業。

ウオーターパイプ欠品のため再生する。

オイルパイプ

カバー類ボルトは、新品CAPボルトに変更。

黒クロメート 再メッキ前

黒クロメート 再メッキ完成

ユニクロメート 再メッキ前

ユニクロメート 再メッキ完成

黒クロメート 再メッキ前

黒クロメート 再メッキ完成

ユニクロメート 再メッキ前

ユニクロメート 再メッキ完成

アッパーケース仕上げ。

ロアケース仕上げ。

オイルパン仕上げ。

フロントベベルギヤケース仕上げ。

シリンダーブロック仕上げ。

シリンダーヘッドは忍者900を使用する。

ヘッドカバー仕上げ。

クラッチカバー仕上げ。

ボトムケース純正タイプ仕上げ。

前後ホイールペイントポリッシュ仕上げ。

ファイナルギアケーススイングアーム仕上げ。及び、オーバーホール、ピボットベアリング交換、Oリング、オイルシール交換

前後ブレーキキャリパー仕上げ。

前後ステップ仕上げ。

各ブラケット純正タイプ仕上げ。

ハンドルホルダー及びカバー純正タイプ仕上げ。

マフラーチャンバー、ブラックペイント仕上げ。

クランクシャフトは忍者900を使用。バランサーも組み付ける。

シリンダー・ピストン組み付け。

バルブフェース研磨加工、バルブシートカット作業。

シリンダーヘッド組み付け。

忍者900部品用エンジンより、カムシャフト・ロッカーアーム移植。

ほぼ完成です。

忍者ヘッドのため、スペーサー製作

エンジン搭載。

エキマニ及びプロテクターはクロームメッキ処理。ホーンはCB1300用。

ラジエーターを装着して組み付け完成。オイルライン増設、オイルポンプは ZX10。

リヤタイヤに合わせてミシュランを装着。

キャブレーターは忍者A-6のブラックボディーを使用する。

クラッチホースもステンレスブラック。

スタンドスイッチはキャンセル。

こだわりのデフコーションシール。

メインハーネスは欠品のため、補修再生する。

クラッチブレーキマスターはZEP1100用。ハンドルスイッチはZZR1100用。タコ、スピードメーターは欠品のためリビルド再生する。

外装はブラックマイカリペイント。

ガソリンタンクマークはお客様の要望であえてZL900の角度にする。バックミラーは純正品。

シート生地は張り替え加工。

ライセンスランプ・テールランプ・リフレクターはすべて新品。

お客様持込のワンオフステンレスサイレンサー。

こだわりのボトムケース。コーションシール、ブレーキホースは前後ともステンレスブラックで製作。


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