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2012.08
バイク再生物語 Vol.14 

「このバイクでも扱ってもらえますか?」オーナーは静かに現れた。
カワサキ最後の『空冷モンスター』といわれるZEPHYR1100。
このバイクがGPクラフトに持ち込まれたのは2012年3月。エンジン以外は随分手が入っておりオーナーのこだわりが伝わる。いつもGPのホームページをご覧になっていたオーナーは「エンジンだけのカスタマイズではやってもらえないのでは?」と考えていたそうだ。
「喜んで取り組ませていただきます!」という社長・田畑の言葉に安心されたとのこと。 オーナーのご希望通りエンジンのパワーをアップし125馬力を実現。もちろんその他のパーツもGPクラフトならではの仕事ぶりですべてブラッシュアップ。
3カ月後の今年5月、空冷ネイキッドのパイオニアが見事に蘇った!

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  • 持込まれた状態

  • 車体分解

  • エンジン分解・測定

  • エンジン、車体パーツ塗装

  • エンジン組付け

  • 車体組付け

  • 車体完成

エンジン不調のためしばらく乗っていなかったらしい。

ブローバイホースが水道ホースだ。

リヤブレーキローターが直径10mm小さいため交換することになった。

ドライブチェーンがタイヤに接触している。

一度転倒したせいか、ハンドルストッパーに曲がり有り。(フレーム曲がりは無し)

ピストンヘッドのカーボンがはげしい。

キャブセッティングが決まっていなかった様だ。カーボンがべったり。

規定値内のゆがみであった。

モリワキピストンに合わせるためコンロッド尖端部加工

アッパーケースブラストペイント加工

Φ80シリンダーライナーに入れ替え。

シリンダーヘッド分解洗浄、清掃後、マスキングブラストペイント作業。

クラッチカバーペイント

オイルネーターハウジンクペイント

シートカット、フェースカット後すり合わせ作業。

Φ80ピストン装着、1260ccボアアップとなる。

ヨシムラカム装着

ローリングシャーシ完成

リヤタイヤ 190-6.00 チェーンがタイヤに干渉するためF.R3mm外側にオフセットすることになった。

エンジン搭載作業

ほぼ完成車両となる。

ケイヒンFCR37装着

シャーシーダイナモ測定で後軸出力

オイルキャッチタンクを後方に50mm移設する。

ブラックエンジンになったため、チタンエキマニが際立った。

作業終了です。


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